今日から11月。
そろそろ、今年も残り少なくなってきたなぁ・・・と感じ始める時期である。
さて・・・
どうせなら、キリのいい今日からブログを始めればよさそうなものなのに
敢えて昨日を開設日にしたのには、それなりの訳がある。
丁度1年前の昨日、私は松原正武さんという若手カメラマンにメールを出した。
その少し前に彼のブログで見かけた “写真を習いたい人いませんか?” という記事に
応じたものではあったが、松原さんと直接面識があるわけではなく、
私が希望する講座の形式も、当初彼が思い描いていたであろうものとは異なっていた。
断られるのを覚悟の上で、それでもとにかく精一杯の勇気を出して送ってみたこのメールを
松原さんは真摯に受け止め、熟慮を重ねた上で、
結果的には私の申し出を受け入れて、写真を教えてくださることになった。
おそらく他にはなかなか類を見ないであろう
完全マンツーマン式の通信制写真講座の試みは、このようにして始まった。
当初、1ヶ月の準備期間の後3ヶ月の予定で組まれていたカリキュラムは、
学ぶにつれて広がっていく関心に合わせて順次追加・延長され、
結局10ヶ月ほど、受講生として大変刺激的で充実した日々を過ごさせていただいた。
その間、講座内容の紹介も兼ねて mixi に感想や写真を載せてきたが、
そこでまた、たくさんの素敵な方々との出会いがあり、
本当に、この1年というのは
人生も半ばを過ぎて迎えた一大転機とでも言うべき、盛りだくさんな1年であった。
大袈裟に聞こえるかもしれないけれど、
正直、人生変わりました。ハイ・・・
そのきっかけが、1年前の昨日送信されたたった1通のメールだったというわけで、
つつがなく過ぎていく日々の、いつ、どこに、どんなサインが現れるかなんて
誰にも予想できない。
予想はできないけれども、いつもちゃんとアンテナを立てておかなくては。
そして自分のこころに本当に響くものがあれば、それに向かってとにかく踏み出してみる。
その一歩の大切さを改めて噛みしめつつ、
このブログという新しい場で、また様々な試みや経験を重ねていきたいと思っています。