2008年 03月 16日
卵を見る |

the egg could be the whole world, so it can stand alone, ...
(卵というのは全き世界であるとも言える。だから自立することもできる、
というわけですね・・・)
立春の日に「卵を立てる」ということをしてみた。
その時撮った写真から、ブログにアップしたものとは別のものをフォトログに載せたのだが、
その写真に対して、ルーマニアのlogicalsong という人が寄せてくれたのが
上記のコメントである。
(日本語は私の訳なので、間違っていたらごめんなさい・・・)
彼女はいつもとても示唆に富んだ深いコメントを
非常に短くてわかりやすい言葉で書いてくれるのだけれど
特にこのコメントには心からうならされ、
卵を立てて単純に喜んでいた自分を、ちょっと恥じた。
卵は世界である。
そうだ。本当にそうだ。
一つの生命が、ここから始まるのだから。
1個の卵の中には、その生命にとっての全世界が納まっている!
これは何ともすごいことではないですか。
そう思って改めて卵を見てみると、
これほど完璧な形というのもなかなかないのではないかという気がしてくる。
いのちを包むやわらかな曲線は
しかし同時にそのいのちを守るのに充分強く、外界に対してくっきりと際立ち
手触りはすべすべとあくまで心地よく、
堅固な殻の内にほんのりとあたたかい光を孕む。
シンプルにして完全無欠。
美しい・・・・・・
卵は美しい。世界は美しい。
と、1個の卵を前に興奮しているのは、実は
少し前にDVDで見たある舞台のことが頭にあるからだ。
今日の記事を前座として、明日はその舞台について書きたいと思う。
by immigrant-photo
| 2008-03-16 05:25
| thinking