2007年 12月 18日
幻影 |

fotologue に寄せていただくコメントの中で、結構多いのが、
「これは何か?」とか「どうやって撮ったのか?」とか・・・
つまり私の写真はそれほど、何の写真なのかわからないようなものが多い、
ということなのだけれど、時には
「これが何だかサッパリわからないけど、この写真好きだよ♪」
的なことを書いていただいたりもして、
そういう時は、より純粋にその写真の世界を楽しんでいただけたような気がして
とてもうれしい。
何なのかわからない、ということはつまり
そこに写っているものが、普段私たちが目にしている形とは異なっているということだ。
だが、そうであってもなお、実際に存在するものしか写真には写らないわけで、
種明かしをしてしまえば、それは何の変哲もないグラスに入ったただの水であったり、
夕食のおかずになる食材だったり、と思わず脱力感さえ感じてしまうような
ありふれたものにすぎない。
異界に通じる道は、実は日常のそこここに、ある・・・
by immigrant-photo
| 2007-12-18 05:10
| wanderings