2020年 02月 14日
アフターフォー |
今日は、久々の友人と4時に上野で待ち合わせ
「ハマスホイとデンマーク絵画」(東京都美術館)
を鑑賞。
新型コロナ騒動で閑散としているかと思いきや、
20時までの夜間開館の日で時間に余裕もあるからか
思いの外多数の人で賑わっていた。
しかし展示作品たちの醸す静謐な空気のせいか
鑑賞者たちは皆しんと鎮まっていて、
ひっそりと作品の前に佇んでは、暫し物思いに耽るような
感じの人たちが多かった印象。
画家たちの居住空間でありながら、
どこか非日常感が漂う作品世界に紛れ込んだような
不思議な時間が流れていた。
ただ、暗めの照明の下で解説の細かい字を読むのは
老眼の身には現実問題として結構キツくて
会場を出たときには、かなり目が疲れてしまった。
しばしばする目に飛び込んできたのが、
出口近くの大窓に映ったこんな風景。
現実のいろんなものが映り込んでいるのに
リアリティがない感じがまさに
見終わったばかりの展示と重なって、印象深かった。
そして館外に出てもなお、その感じは続く…
この後、ポツポツと雨の落ちる中を駅まで戻って、
駅ナカのたいめいけんへ。
名物のオムライスはやはりシンプル・イズ・ベストだろうと
二人とも王道のケチャップ味を選んで、
はふはふと一気食いしてしまった。
(ケチャップってそんなに好きなわけじゃないのに
オムライスにかかっているとなんで
こんなにおいしそうに見えるんだろうか…)
仕事が終わってからの美術鑑賞では気忙しくなるかと
少し心配だったが、展示の内容のお陰もあり
ゆったりと落ち着いたひとときを過ごすことができた。
誘ってくれた友だちに感謝。
by immigrant-photo
| 2020-02-14 23:23
| 美術展