2014年 09月 18日
旅先の風景:2014年夏・諏訪(4) |
おおきな木
上諏訪は、昨年の旅の終着点である。
レンタカーを早めに返したので、帰りの電車まで少し時間ができた。
それで諏訪大社にでも行ってみる?という話になったのだった。
何の予備知識もなかったが、有名だから
諏訪まで行けばどうにかなるだろう、と思っていた。
しかし、駅前の観光案内所で訊いてみると、
「諏訪大社」とは四社を総称したものであり、
その四社は上諏訪・下諏訪にわたってばらばらに建っているので
タクシー等を使わなければ、短時間で全部を回るのは難しいとのこと。
もともとちょっと思いついたというだけで、
どうしても諏訪大社に行きたいわけではない。
気忙しいのが苦手な私たちはあっさり諏訪大社詣でを諦め
駅前のドトールに腰を落ち着けた。
それが去年の話。
今年の旅の行き先がなかなか決まらなかったとき
私たちはふと、その諏訪大社のことを思い出したのだ。
温泉につかりながら、諏訪界隈でのんびり過ごすという今回の旅は
いわば、去年の旅の落ち穂拾いのような位置づけとなり
いろんな意味で「ビミョー」な旅だったね・・・
というのが私たち二人の共通の感想だ。
そんな中で、心から感動したのが諏訪大社の樹々の力強さだった。
どこの神社でも、ご神木といえば大木に決まっているものだけれど
ここの樹には、別格のスケールの大きさを感じた。
中心に諏訪湖を擁し、そこにたくさんの川が流れ込むこの一帯は
水が豊かで、しかも温泉の湧く地熱がある。
そんな土地のもつ力がそのまま形になってぐいぐいと伸びゆく
その音まで聴こえてきそうな、生命感を感じる樹々だった。
目の前に屹立する樹の勢いに圧倒されて、私たちは屢々言葉を失った。
交通の便が思った以上に悪く、結局ホテルの無料バスツアーを利用して
四社巡りをすることにしたのだが、
こういうツアーの常として、一箇所あたりの参拝時間が極めて短く、
これらの樹々を心ゆくまで眺めていることができなかったのが
今回の旅で一番の心残りだ。
この樹々には、いつかもう一度会いに行きたい。
上諏訪は、昨年の旅の終着点である。
レンタカーを早めに返したので、帰りの電車まで少し時間ができた。
それで諏訪大社にでも行ってみる?という話になったのだった。
何の予備知識もなかったが、有名だから
諏訪まで行けばどうにかなるだろう、と思っていた。
しかし、駅前の観光案内所で訊いてみると、
「諏訪大社」とは四社を総称したものであり、
その四社は上諏訪・下諏訪にわたってばらばらに建っているので
タクシー等を使わなければ、短時間で全部を回るのは難しいとのこと。
もともとちょっと思いついたというだけで、
どうしても諏訪大社に行きたいわけではない。
気忙しいのが苦手な私たちはあっさり諏訪大社詣でを諦め
駅前のドトールに腰を落ち着けた。
それが去年の話。
今年の旅の行き先がなかなか決まらなかったとき
私たちはふと、その諏訪大社のことを思い出したのだ。
温泉につかりながら、諏訪界隈でのんびり過ごすという今回の旅は
いわば、去年の旅の落ち穂拾いのような位置づけとなり
いろんな意味で「ビミョー」な旅だったね・・・
というのが私たち二人の共通の感想だ。
そんな中で、心から感動したのが諏訪大社の樹々の力強さだった。
どこの神社でも、ご神木といえば大木に決まっているものだけれど
ここの樹には、別格のスケールの大きさを感じた。
中心に諏訪湖を擁し、そこにたくさんの川が流れ込むこの一帯は
水が豊かで、しかも温泉の湧く地熱がある。
そんな土地のもつ力がそのまま形になってぐいぐいと伸びゆく
その音まで聴こえてきそうな、生命感を感じる樹々だった。
目の前に屹立する樹の勢いに圧倒されて、私たちは屢々言葉を失った。
交通の便が思った以上に悪く、結局ホテルの無料バスツアーを利用して
四社巡りをすることにしたのだが、
こういうツアーの常として、一箇所あたりの参拝時間が極めて短く、
これらの樹々を心ゆくまで眺めていることができなかったのが
今回の旅で一番の心残りだ。
この樹々には、いつかもう一度会いに行きたい。
by immigrant-photo
| 2014-09-18 17:44
| 写真