2014年 09月 16日
旅先の風景:2014年夏・諏訪(2) |
虹の架橋
出発の1週間前まで行き先が定まらなかった今年の旅は
結局、昨年と同じく茅野から始まることになった。
大阪から来る友人とは、今回も現地集合。
ひとり旅の道中の友として私が選んだのは、
完成したばかりの 『虹を生むひと』 だった。
微力ながら私も関わらせていただいて、漸くできあがったこの本を
本好きの友人にもぜひ見てほしかった。
厚い雲に覆われ、今にも降り出しそうな空を
時折気にしながら読み進める。
本ブログにも何度か書いているように、私は割と“晴れ女”である。
大阪をでるときものすごいどしゃ降りだったという友人のメールに
冗談まじりに「私に任せて」とか何とか返していたら、
驚くなかれ、茅野に近づくにつれて空が明るくなっていき、
私たちが再会を果たしたときには、見事青空が広がっていたのである。
何と幸先の良いスタートよ。
そんなわけで意気揚々路線バスに乗り込み、先ずは昨年行きそびれた
蓼科のバラクラ・イングリッシュガーデンに向かったわけだが、
昨日の記事の通り、そこではしっかり雨に降られてしまった。
晴れ女の効力も、変わりやすい山の天気には及ばず
ずぶ濡れの靴の気持ち悪さに耐えながら、再びバスに揺られて
退却するはめになったのだった。
あんなに降っていたのに、雨はどうやら山の方だけであったらしく
駅前の道路は完全に白く乾いていて
歩けばしずくの垂れそうな私たち二人は、そんな周囲の風景からかなり浮いている。
あの雨が嘘のようだねぇ・・・
そう言いながら、荷物を入れておいたコインロッカーに向かう途中
ふと空をみあげた私たちは、揃って息をのんだ。
まさに私たちが後にしてきた山の方角に、
少し淡いけれども大きな虹がかかっていたのだ。
山頂が虹の光でほんのり明るんで見えた。
虹をみるのは久しぶり。
これは・・・『虹を生むひと』からの贈り物だろうか?
友人とともに、薄くなるまで虹を見届けた私は
車中で読んだ
「雨が降らなければ虹はけっして生まれることはない。」
という一節をあらためて思い返しながら、
下り列車に乗って、宿泊先ホテルがある上諏訪に向かった。
出発の1週間前まで行き先が定まらなかった今年の旅は
結局、昨年と同じく茅野から始まることになった。
大阪から来る友人とは、今回も現地集合。
ひとり旅の道中の友として私が選んだのは、
完成したばかりの 『虹を生むひと』 だった。
微力ながら私も関わらせていただいて、漸くできあがったこの本を
本好きの友人にもぜひ見てほしかった。
厚い雲に覆われ、今にも降り出しそうな空を
時折気にしながら読み進める。
本ブログにも何度か書いているように、私は割と“晴れ女”である。
大阪をでるときものすごいどしゃ降りだったという友人のメールに
冗談まじりに「私に任せて」とか何とか返していたら、
驚くなかれ、茅野に近づくにつれて空が明るくなっていき、
私たちが再会を果たしたときには、見事青空が広がっていたのである。
何と幸先の良いスタートよ。
そんなわけで意気揚々路線バスに乗り込み、先ずは昨年行きそびれた
蓼科のバラクラ・イングリッシュガーデンに向かったわけだが、
昨日の記事の通り、そこではしっかり雨に降られてしまった。
晴れ女の効力も、変わりやすい山の天気には及ばず
ずぶ濡れの靴の気持ち悪さに耐えながら、再びバスに揺られて
退却するはめになったのだった。
あんなに降っていたのに、雨はどうやら山の方だけであったらしく
駅前の道路は完全に白く乾いていて
歩けばしずくの垂れそうな私たち二人は、そんな周囲の風景からかなり浮いている。
あの雨が嘘のようだねぇ・・・
そう言いながら、荷物を入れておいたコインロッカーに向かう途中
ふと空をみあげた私たちは、揃って息をのんだ。
まさに私たちが後にしてきた山の方角に、
少し淡いけれども大きな虹がかかっていたのだ。
山頂が虹の光でほんのり明るんで見えた。
虹をみるのは久しぶり。
これは・・・『虹を生むひと』からの贈り物だろうか?
友人とともに、薄くなるまで虹を見届けた私は
車中で読んだ
「雨が降らなければ虹はけっして生まれることはない。」
という一節をあらためて思い返しながら、
下り列車に乗って、宿泊先ホテルがある上諏訪に向かった。
by immigrant-photo
| 2014-09-16 23:45
| wanderings