2013年 09月 13日
旅先の風景:2013年夏・信州(3) |
カヌースクール(までの道のり)

「カヤックに、乗ってみたくない?」
何年も、何回も計画倒れにさえ届かない段階で頓挫していた
私たち二人の旅行計画の突破口となったのは、
私が、少なからぬ勇気を奮って口にしたこの一言だった。
これだけのことばに勇気とはまた大袈裟な、と思われるだろうが
ともに典型的インドア人間で、スポーツとは無縁の地味な青春時代を満喫した仲。
この年にして今さら? しかもカヤック!
という気後れのようなものは、やはりあったのである。
一方で、一旦思いついてしまうと、私たちのはじめての旅に
これ以上相応しいものはないのではないか
というぐらいの心持ちになったのも事実だ。
そして、友だちも絶対に同じように思ってくれるだろうという確信も。
カヤック
というものに私が特別な思いを抱くようになったのは、
梨木香歩「水辺にて on the water/off the water」(筑摩書房)
という1冊の本と出会ったからだ。
(この本については、またいつか改めて記事を書いてみたいと
思っているのだが、同行の友人によるとてもすばらしい
レビューがすでにあるので、まずは こちら をお読みいただきたい。)
水に浮かべる乗り物としておそらく最も原始的なタイプといってよいだろう
それは、紡錘形にした丸太をくり抜いたような形状、
動力は1本のパドルと己の2本の腕のみ、というシンプルさ。
特に、梨木さんが所有しておられるものは
骨組みにシートをかぶせて完成させる組み立て式のものなので
自分と、その下に広がる深い深い水とを隔てるのは
(もちろんそれなりの強度のあるものとはいえ)1枚の膜に過ぎない。
その、思わず背筋がぞくりと冷たくなるような感覚、
低い目線にひたひたと迫る水、
時に葦原に分け入り、ぽっかり開けたところで空を見上げ
水のたゆたいに身を任せゆったりと想いを巡らせる・・・
いいな、いいな、カヤックいいよな〜!
と激しく憧れをかき立てられながらも、
それは私たちにとってはあまりにも非日常な、遠い光景であって
まさかこんな形で思いのほか簡単に実現する日がこようとは
夢にも思っていなかった。
実際、それはちょっと拍子抜けするほど簡単なことで。
「カヌースクール」と検索すれば、驚くほどたくさんの件数ヒットし
私たちはその中から比較的行きやすそうな、
しかも関東からでも関西からでも旅行気分が味わえるような
場所を選ぶだけでよかったのだ。
それで、白樺湖。
宿泊先も直営カヌースクール体験プランのあるリトルグリーブに決定。
友だちが即、予約を入れてくれて、私たちの旅行計画は一気に具体化した。

「カヤックに、乗ってみたくない?」
何年も、何回も計画倒れにさえ届かない段階で頓挫していた
私たち二人の旅行計画の突破口となったのは、
私が、少なからぬ勇気を奮って口にしたこの一言だった。
これだけのことばに勇気とはまた大袈裟な、と思われるだろうが
ともに典型的インドア人間で、スポーツとは無縁の地味な青春時代を満喫した仲。
この年にして今さら? しかもカヤック!
という気後れのようなものは、やはりあったのである。
一方で、一旦思いついてしまうと、私たちのはじめての旅に
これ以上相応しいものはないのではないか
というぐらいの心持ちになったのも事実だ。
そして、友だちも絶対に同じように思ってくれるだろうという確信も。
カヤック
というものに私が特別な思いを抱くようになったのは、
梨木香歩「水辺にて on the water/off the water」(筑摩書房)
という1冊の本と出会ったからだ。
(この本については、またいつか改めて記事を書いてみたいと
思っているのだが、同行の友人によるとてもすばらしい
レビューがすでにあるので、まずは こちら をお読みいただきたい。)
水に浮かべる乗り物としておそらく最も原始的なタイプといってよいだろう
それは、紡錘形にした丸太をくり抜いたような形状、
動力は1本のパドルと己の2本の腕のみ、というシンプルさ。
特に、梨木さんが所有しておられるものは
骨組みにシートをかぶせて完成させる組み立て式のものなので
自分と、その下に広がる深い深い水とを隔てるのは
(もちろんそれなりの強度のあるものとはいえ)1枚の膜に過ぎない。
その、思わず背筋がぞくりと冷たくなるような感覚、
低い目線にひたひたと迫る水、
時に葦原に分け入り、ぽっかり開けたところで空を見上げ
水のたゆたいに身を任せゆったりと想いを巡らせる・・・
いいな、いいな、カヤックいいよな〜!
と激しく憧れをかき立てられながらも、
それは私たちにとってはあまりにも非日常な、遠い光景であって
まさかこんな形で思いのほか簡単に実現する日がこようとは
夢にも思っていなかった。
実際、それはちょっと拍子抜けするほど簡単なことで。
「カヌースクール」と検索すれば、驚くほどたくさんの件数ヒットし
私たちはその中から比較的行きやすそうな、
しかも関東からでも関西からでも旅行気分が味わえるような
場所を選ぶだけでよかったのだ。
それで、白樺湖。
宿泊先も直営カヌースクール体験プランのあるリトルグリーブに決定。
友だちが即、予約を入れてくれて、私たちの旅行計画は一気に具体化した。
by immigrant-photo
| 2013-09-13 21:09
| 写真

