藤本巧講演会＆写真展

今日は四谷三丁目の韓国文化院で開催された、藤本巧講演会に行きました。
韓国文化院の企画による講演会シリーズ、
2013年の最初を飾る本講演は、1970年から韓国の風土と人々を撮ってこられた
写真家の藤本巧さんによるもので、
撮影のきっかけとなった民藝運動との出会いから、今後の活動の展望まで、
写真ほもちろん、ご自身で編集までされたという映像も使い
時にユーモアも交えてのお話は、
韓国に全く詳しくない私でも、とても楽しく聴くことができました。
そのお話を思い返しながら、１階展示室で展示中の作品を拝見しました。
日本人ならではの視点で切り取られた何気ない日常の風景は、
あまりにもありふれているがゆえに、
却って韓国人の目にはとまりにくいものであり、
そういう意味で、藤本さんの写真は記録的な価値も大変高いそうですが、
写っておられる方々の飾らない笑顔から
人々の中に自然にとけ込むことのできる温かいお人柄がうかがえ、
それも一つの才能だなぁ、と心から羨ましくおもったのでした。