2012年 11月 21日
カメラと遊ぼ!@横浜 (4) |
最後は、大さん橋。
名前は聞いたことがあるものの、私はこれまで行ったことはなく。
しかし、地元住民のSさんが一番お気に入りの場所だというので
一体どんなところかとわくわくしながら歩いて行くと・・・
わぁ〜〜〜っ ♫






前に“大”がついているとはいえ、「さん橋」ということばから
想像するイメージを、軽〜く越えてみせるスケールと美しさ。
桟橋というのは、実用面でいえば要するに船の発着ができればそれでいいわけで、
だからあまり凝ったつくりにはなっていないのが、まぁ、ふつうでしょう。
真っ直ぐに海に向かって突き出したコンクリートの1本道みたいな
一般的な桟橋の、殺風景なまでの愛想のなさも
それはそれで実用に徹している潔さがあって、私は嫌いではないのですが
大きく開けた海の方に向かって行くときはいいとして、帰り道は・・・
同じ道をただひたすら引き返すしかないという、
あの感じはちょっとテンションが下がるというか、
ついうつむいて黙々と歩いちゃうようなところがあると思います。
設計は、イギリス在住の建築家アレハンドロ・ザエラ・ポロと
ファッシド・ムサヴィ両氏。
彼らは、桟橋のこの一方通行的で閉ざされた場というイメージを打ち破り、
人やものが行き交う場所に相応しい、
開かれた、多様性のある空間を創りあげることに成功したのでした。
(・・・と、このあたりは、アフターファイブ、中華街での点心から
ご一緒させていただいた、Sさんの旦那様からの受け売りです。
S氏は建築史がご専門なので。)

というわけで、行きとは違う道を戻る。
180°方向転換しているのに、引き返している感はなく、
新たな気持ちで、また前に進む。





暮れゆく街にはそろそろ灯りもつき始め、
大さん橋には他にもたくさんの人がいて、
それぞれに、或いは大切な人とともに、この美しい時間を楽しんでいました。
そんな光景を見るともなしに眺めながら、
休憩もせず、実にストイックに撮影に興じたこの半日を振り返った私たちは
多少の心残りを感じつつ、しかしそれはまた別の機会に、などと
早くも次回への思いをつないで、この日の最終目的地である
横浜中華街 萬珍楼へと向かったのでした。
ここでS氏も加わって3名の初対面の大人に囲まれながらも
まったく臆せず、若者らしいのびのびした空気を感じさせてくれたO君は
今週末、東日本大震災の被災地に向かうそうです。
学校があるので2泊3日の強行軍ながら、
とにかく被災地の現状を見に行きたいのだと。
そこで彼がどのようなことを感じ、
これからどんな行動を起こして行くのか、
同年代の息子をもつ私としては、大いに興味のあるところです。
被災地には、この日持ってきていたデジカメを持って行くとか。
若い彼のように軽やかに想いを行動に移すことができない私は、
せめてその写真を見せてもらい、
話を聞かせてもらう機会があるといいな、と思っています。
気をつけて、いってらっしゃい。
名前は聞いたことがあるものの、私はこれまで行ったことはなく。
しかし、地元住民のSさんが一番お気に入りの場所だというので
一体どんなところかとわくわくしながら歩いて行くと・・・
わぁ〜〜〜っ ♫






前に“大”がついているとはいえ、「さん橋」ということばから
想像するイメージを、軽〜く越えてみせるスケールと美しさ。
桟橋というのは、実用面でいえば要するに船の発着ができればそれでいいわけで、
だからあまり凝ったつくりにはなっていないのが、まぁ、ふつうでしょう。
真っ直ぐに海に向かって突き出したコンクリートの1本道みたいな
一般的な桟橋の、殺風景なまでの愛想のなさも
それはそれで実用に徹している潔さがあって、私は嫌いではないのですが
大きく開けた海の方に向かって行くときはいいとして、帰り道は・・・
同じ道をただひたすら引き返すしかないという、
あの感じはちょっとテンションが下がるというか、
ついうつむいて黙々と歩いちゃうようなところがあると思います。
設計は、イギリス在住の建築家アレハンドロ・ザエラ・ポロと
ファッシド・ムサヴィ両氏。
彼らは、桟橋のこの一方通行的で閉ざされた場というイメージを打ち破り、
人やものが行き交う場所に相応しい、
開かれた、多様性のある空間を創りあげることに成功したのでした。
(・・・と、このあたりは、アフターファイブ、中華街での点心から
ご一緒させていただいた、Sさんの旦那様からの受け売りです。
S氏は建築史がご専門なので。)

というわけで、行きとは違う道を戻る。
180°方向転換しているのに、引き返している感はなく、
新たな気持ちで、また前に進む。





暮れゆく街にはそろそろ灯りもつき始め、
大さん橋には他にもたくさんの人がいて、
それぞれに、或いは大切な人とともに、この美しい時間を楽しんでいました。
そんな光景を見るともなしに眺めながら、
休憩もせず、実にストイックに撮影に興じたこの半日を振り返った私たちは
多少の心残りを感じつつ、しかしそれはまた別の機会に、などと
早くも次回への思いをつないで、この日の最終目的地である
横浜中華街 萬珍楼へと向かったのでした。
ここでS氏も加わって3名の初対面の大人に囲まれながらも
まったく臆せず、若者らしいのびのびした空気を感じさせてくれたO君は
今週末、東日本大震災の被災地に向かうそうです。
学校があるので2泊3日の強行軍ながら、
とにかく被災地の現状を見に行きたいのだと。
そこで彼がどのようなことを感じ、
これからどんな行動を起こして行くのか、
同年代の息子をもつ私としては、大いに興味のあるところです。
被災地には、この日持ってきていたデジカメを持って行くとか。
若い彼のように軽やかに想いを行動に移すことができない私は、
せめてその写真を見せてもらい、
話を聞かせてもらう機会があるといいな、と思っています。
気をつけて、いってらっしゃい。
by immigrant-photo
| 2012-11-21 06:04
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