2011年 10月 12日
紅玉 |
昨日は、駅前の銀行まで歩いて行った。
歩くのは嫌いじゃないのだけれど、
この1ヶ月ほどはずっと慌ただしくて、
一度に何ヶ所にも寄って
複数の用事を済ませなくてはならないことも多く、
どうしても車に頼ることが多かった。
久しぶりに歩いてみると、
キンモクセイはすでに地面に落ちて干からびている。
それでも微かに香るのを
ゆっくり吸った。
何事もスローテンポの私が
いろいろ感じたり、考えたりするには
歩くスピードが丁度いい。
銀行が済んだら、駅の反対側のコンビニで振込み。
お金が出て行く用事ばかりでうんざりする。
が、コンビニを出て、すぐ傍の小さな果物屋さんを見てうれしくなった。
昔ながらのカゴに、紅玉が3個ずつ盛られている。
今は甘くておいしいリンゴがいくらでもあるけれど
私は、紅玉が一番好きだ。
真っ赤な果皮がぺかぺか光って、
まるで子どもが描くリンゴのように正しくリンゴの形をしているのがいい。
酸味が強いので最近は専ら製菓用として売られているようだが
私はそのまま食べる。
皮もむかずに丸かじり。
それ以外に、紅玉の食べ方があるだろうか。
そんなわけで、1山330円がはいった紙袋を抱えて帰途に着く。
残りごはんで作ったおにぎりよりは、むしろこちらがメインの昼ごはん。
スーパーで売っているものより随分大きくて食べ応えがあり
初物にふさわしくぱりっと新鮮・・・
実に実に、おいしゅうございました。
by immigrant-photo
| 2011-10-12 08:46
| wanderings