2010年 05月 30日
EOS 7D 体感教室 |
・・・なるものに、昨日行ってきました。
写真教室的なものに参加したのは初めてで、すごく緊張したのですが
行ってよかった!です。
まず、講師の並木隆先生の話がおもしろすぎ。わかりやすすぎ。
スケジュールを見たとき、結構講義の時間が長くとってあったので
内心「お話より、たっぷり触らせてくれた方がいいのに・・・」と
思ったりしたのですが、時間を忘れて聴き入ってしまいました。
「無難な写真なんてオモシロくない。どんなにきれいに撮れていても
それだけじゃ何の感動もない。」
「一発でいい写真が撮れるのがプロじゃないんです。
自分でいいと思える写真が撮れるまで諦めない人、
途中でやめないのがプロなんです。
いい写真が撮れているのは、それまで止めなかっただけ。」
「重要なのは、撮り方のノウハウではなく、いかに美しい部分を
見つけるか。いかによく観察するかです。被写体を前にして
すぐにカメラを構えないこと。先ずはよく観て、自分が
いいと思うところがなければ、その被写体は撮っちゃいけない。」
というような熱い言葉がテンポよく繰り出され、ジョーク満載の軽妙な語り口に
大笑いするうちに、何だか様々な写真的常識(思い込み)から解き放たれるような
とてもすばらしい講義でした。
その後は、いよいよ外に出て実習。
キャノン渾身の中級機 EOS 7D を、一人1台貸していただいて、
100mmマクロレンズ を中心に、好みのレンズを借りて撮影開始です。
はっきり言って、プライベートではこれまでほぼマクロ一辺倒の私なので、
寄りすぎるぐらい寄ることには、全然抵抗がない。
ピント合わせも、ほぼいつもマニュアルですし。


でも、本当はもう少し違うことをしてみたいと思っていたのです。
と、丁度そこへ先生が回ってこられて
「どう?ちょっと見せて?・・・お~、慣れてるねぇ。」
「はぁ・・普段殆ど接写しかしないようなものなので。
だから、先程までの先生のお話を伺って、
実は違うことがしたかったんですが、つい寄ってしまいました。」
「じゃあ、それやろうよ。」
というわけで先生に教えを乞うたのが、クローズアップするのではなく、
マクロレンズで敢えて花を小さく撮る方法。
1輪だけピントが合っていて、他の花をきれいにボケさせることで色味として背景を作る感じ。
メインの被写体を小さくして空間を入れることで、その場所でしか撮れない写真が撮れる
という、先生の言葉が心に残っていました。
きれいなバラ園で撮っても、
散らかり放題のうちの中で、花瓶に挿したバラを撮っても、
花だけをクローズアップしてしまえば同じと言えば同じですから。
せっかくの屋外撮影なので、もう少し広がりのある写真を撮りたい
と思ったのです。
しかし、これが私には無茶苦茶難しい。
どこからどう撮ればいいのか、見当もつかない。
一応、こういう風にして、こういう花を選ぶと撮りやすい、とかの説明はあったのですが
先ずそれが見えてこないんですね。
これまでやったことがないから。
先ず視線を花の高さまで下げて・・・
こうすると、確かに1輪だけピントが合ってるけど、赤が重なっちゃうな~とか思うでしょ?
だったら、ほんの少しだけ高くして撮ってみればいい・・・
なるほどね~!
と、見ているだけなら簡単そうなのにできないんです、これが(汗)
「手前の花を小さく撮るのって、思ってるよりむずかしいんだよ。」
と先生。ホントそう思いました。
結局、この後充分試してみる時間もなく残念ながら実習は終了。
受講者の年齢層に合わせたのか、昼食のお弁当は和食中心の超ヘルシー系でしたが、
それをいただいてから自分で撮った写真の中から1枚選んでプリントしてもらい
食後は、先生による講評タイム。
1枚1枚前に掲げられて、様々なアドバイスをいただきます。
受講者は写真好きのオジサマという感じの方が殆どでしたから、
みなさんハイレベルでした。
中にはキャノンの EOS学園 で、もう5年も並木先生の指導を
受けておられるという方もいたりして。
私は、結局今日自分が撮ってみたかった写真を撮ることができず、
かといってクローズアップのものも、これはというのは撮れなかったので
どれにしようかと迷いましたが、一応これにしました。

ツワブキの葉です。
画面の殆どを占める奥の葉脈からはピントをはずして
抽象的な放射状の色の束みたいにしてみたのですが、
ただ「何じゃこりゃ?」なだけの写真になってしまいましたね。
朝10時から午後の3時半までということで、時間があっぷりあると思いましたが
実際にはあっという間で、心残りは多かったです。
でも、ああいう形で他の方の写真を見ることはとても勉強になりましたし、
今さらのように写真の難しさも感じ、
それ以上に奥深さと楽しさを再認識することができる
すばらしい時間でした。
このイベントはカメラのキタムラ主催で、これだけ充実した内容で2,000円(昼食込)は
とてもお得な感じでした。
今回はたまたま店頭でチラシを見かけて応募することができたのですが
なかなか競争率が高そうなので、こまめにチェックして
機会があればまた参加してみたいなぁ、と思っています。

写真教室的なものに参加したのは初めてで、すごく緊張したのですが
行ってよかった!です。
まず、講師の並木隆先生の話がおもしろすぎ。わかりやすすぎ。
スケジュールを見たとき、結構講義の時間が長くとってあったので
内心「お話より、たっぷり触らせてくれた方がいいのに・・・」と
思ったりしたのですが、時間を忘れて聴き入ってしまいました。
「無難な写真なんてオモシロくない。どんなにきれいに撮れていても
それだけじゃ何の感動もない。」
「一発でいい写真が撮れるのがプロじゃないんです。
自分でいいと思える写真が撮れるまで諦めない人、
途中でやめないのがプロなんです。
いい写真が撮れているのは、それまで止めなかっただけ。」
「重要なのは、撮り方のノウハウではなく、いかに美しい部分を
見つけるか。いかによく観察するかです。被写体を前にして
すぐにカメラを構えないこと。先ずはよく観て、自分が
いいと思うところがなければ、その被写体は撮っちゃいけない。」
というような熱い言葉がテンポよく繰り出され、ジョーク満載の軽妙な語り口に
大笑いするうちに、何だか様々な写真的常識(思い込み)から解き放たれるような
とてもすばらしい講義でした。
その後は、いよいよ外に出て実習。
キャノン渾身の中級機 EOS 7D を、一人1台貸していただいて、
100mmマクロレンズ を中心に、好みのレンズを借りて撮影開始です。
はっきり言って、プライベートではこれまでほぼマクロ一辺倒の私なので、
寄りすぎるぐらい寄ることには、全然抵抗がない。
ピント合わせも、ほぼいつもマニュアルですし。


でも、本当はもう少し違うことをしてみたいと思っていたのです。
と、丁度そこへ先生が回ってこられて
「どう?ちょっと見せて?・・・お~、慣れてるねぇ。」
「はぁ・・普段殆ど接写しかしないようなものなので。
だから、先程までの先生のお話を伺って、
実は違うことがしたかったんですが、つい寄ってしまいました。」
「じゃあ、それやろうよ。」
というわけで先生に教えを乞うたのが、クローズアップするのではなく、
マクロレンズで敢えて花を小さく撮る方法。
1輪だけピントが合っていて、他の花をきれいにボケさせることで色味として背景を作る感じ。
メインの被写体を小さくして空間を入れることで、その場所でしか撮れない写真が撮れる
という、先生の言葉が心に残っていました。
きれいなバラ園で撮っても、
散らかり放題のうちの中で、花瓶に挿したバラを撮っても、
花だけをクローズアップしてしまえば同じと言えば同じですから。
せっかくの屋外撮影なので、もう少し広がりのある写真を撮りたい
と思ったのです。
しかし、これが私には無茶苦茶難しい。
どこからどう撮ればいいのか、見当もつかない。
一応、こういう風にして、こういう花を選ぶと撮りやすい、とかの説明はあったのですが
先ずそれが見えてこないんですね。
これまでやったことがないから。

こうすると、確かに1輪だけピントが合ってるけど、赤が重なっちゃうな~とか思うでしょ?

なるほどね~!
と、見ているだけなら簡単そうなのにできないんです、これが(汗)
「手前の花を小さく撮るのって、思ってるよりむずかしいんだよ。」
と先生。ホントそう思いました。
結局、この後充分試してみる時間もなく残念ながら実習は終了。
受講者の年齢層に合わせたのか、昼食のお弁当は和食中心の超ヘルシー系でしたが、
それをいただいてから自分で撮った写真の中から1枚選んでプリントしてもらい
食後は、先生による講評タイム。
1枚1枚前に掲げられて、様々なアドバイスをいただきます。
受講者は写真好きのオジサマという感じの方が殆どでしたから、
みなさんハイレベルでした。
中にはキャノンの EOS学園 で、もう5年も並木先生の指導を
受けておられるという方もいたりして。
私は、結局今日自分が撮ってみたかった写真を撮ることができず、
かといってクローズアップのものも、これはというのは撮れなかったので
どれにしようかと迷いましたが、一応これにしました。

ツワブキの葉です。
画面の殆どを占める奥の葉脈からはピントをはずして
抽象的な放射状の色の束みたいにしてみたのですが、
ただ「何じゃこりゃ?」なだけの写真になってしまいましたね。
朝10時から午後の3時半までということで、時間があっぷりあると思いましたが
実際にはあっという間で、心残りは多かったです。
でも、ああいう形で他の方の写真を見ることはとても勉強になりましたし、
今さらのように写真の難しさも感じ、
それ以上に奥深さと楽しさを再認識することができる
すばらしい時間でした。
このイベントはカメラのキタムラ主催で、これだけ充実した内容で2,000円(昼食込)は
とてもお得な感じでした。
今回はたまたま店頭でチラシを見かけて応募することができたのですが
なかなか競争率が高そうなので、こまめにチェックして
機会があればまた参加してみたいなぁ、と思っています。

by immigrant-photo
| 2010-05-30 13:46
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