2010年 05月 24日
1年。 |
丁度1年前の今日。
嵐の夜に、4匹の子猫を連れて突然うちにやってきた小さな母猫。
それが彼女だった。
恐らく大変な思いをしながらたった一人で生きてきたのだろう。
うちに来た頃は、常にビクビクしながら
それでも正に体を張って、必死で、初めての子育てをした。
その姿から、私も実にいろんなことを学び、考えさせられた。
無垢の歌 #1,#2,#3,#4,#5
経験の歌 #1,#2,#3
1年経って、相変わらず用心深いものの
少しは私たちのことを信用してくれているように感じられるのがうれしい。
近頃は、エサをねだって身を寄せてくることさえあるのだが、
これも、初めの頃は「すりすり」というよりは「ゴリゴリ」とでも表現したくなる
すり寄り方・・・というよりは、殆ど頭突きのようなものだった。
無理もない。
これまでニンゲンに触れたことなんてないんだから・・・
そう思うと、この「ゴリゴリ」した感触がたまらなく愛しくなって
こちらも思わず手をのばして撫でようとすると
サッと飛びのいて「ハーッ!」と威嚇する。
自分が触れるのはよくても、ニンゲンに触れられるのはまだダメらしい。
それでも、少しはこちらの気持ちが伝わればと思って、
エサを入れている手元にすり寄られた時に、
どさくさに紛れて、手の甲を少しだけ背中に押し付けてみる。
飼い猫になったうちの猫たちとは全く違う、骨ばった背中。
この背中で、自分と子猫たちの全てを負うているんだね。
エライねぇ・・・と、手を通して話しかけてみる。
そのぐらいなら、彼女も許してくれる。
1年かけて、漸く、ささやかながら触れ合えるようになった。
このささやかさが、また、丁度いい感じだ。
嵐の夜に、4匹の子猫を連れて突然うちにやってきた小さな母猫。
それが彼女だった。
恐らく大変な思いをしながらたった一人で生きてきたのだろう。
うちに来た頃は、常にビクビクしながら
それでも正に体を張って、必死で、初めての子育てをした。
その姿から、私も実にいろんなことを学び、考えさせられた。
無垢の歌 #1,#2,#3,#4,#5
経験の歌 #1,#2,#3
1年経って、相変わらず用心深いものの
少しは私たちのことを信用してくれているように感じられるのがうれしい。
近頃は、エサをねだって身を寄せてくることさえあるのだが、
これも、初めの頃は「すりすり」というよりは「ゴリゴリ」とでも表現したくなる
すり寄り方・・・というよりは、殆ど頭突きのようなものだった。
無理もない。
これまでニンゲンに触れたことなんてないんだから・・・
そう思うと、この「ゴリゴリ」した感触がたまらなく愛しくなって
こちらも思わず手をのばして撫でようとすると
サッと飛びのいて「ハーッ!」と威嚇する。
自分が触れるのはよくても、ニンゲンに触れられるのはまだダメらしい。
それでも、少しはこちらの気持ちが伝わればと思って、
エサを入れている手元にすり寄られた時に、
どさくさに紛れて、手の甲を少しだけ背中に押し付けてみる。
飼い猫になったうちの猫たちとは全く違う、骨ばった背中。
この背中で、自分と子猫たちの全てを負うているんだね。
エライねぇ・・・と、手を通して話しかけてみる。
そのぐらいなら、彼女も許してくれる。
1年かけて、漸く、ささやかながら触れ合えるようになった。
このささやかさが、また、丁度いい感じだ。
by immigrant-photo
| 2010-05-24 16:37
| wanderings