2009年 06月 23日
おかあさんの秘密 |
おかあさん猫の、もう一つの顔

遊びつかれた子猫たちがうとうとし始めると、おかあさんはこっそりお出かけをする。

お隣との境のフェンスにひょいと飛び上がって、どこへともなく姿を消すのである。

うちのあたりは畑が多く、ノネズミはもちろんこんなの↓もいたりする。

私は、母猫のスマートな体が颯爽と野を駆け、軽やかに宙を跳んで、獲物と闘い
見事にしとめる姿を妄想した。
ところが、必ずしもそうではなかったらしい。
猫がきて1週間ほど経ったころだっただろうか、
たまたま地区の清掃活動があり、お隣の奥さんに猫のことを話した。
猫嫌いの人もいると思うので猫一家の存在をあまり公にするつもりはなかったのだが、
お隣さんはとても動物好きで、おうちでも猫を飼っておられるぐらいだから大丈夫だろう、と。
すると「ひょっとして、うちにも来る猫かもしれない」とおっしゃる。
お隣で飼っている猫は完全な内猫なのだが、
ノラ猫のためにも少し置きえさをしてやっているそうで
そこには主にまだら模様の大きな猫と、こげ茶っぽいキジ猫とが来る。
この2匹はオスで、お隣の内猫ともすでに顔馴染み的関係にあるらしく、
ガラス越しにちょっと遊んでみたりするのだそうだ。
そこに、割と最近になって小柄な猫が加わった。
とても臆病で近づくと逃げてしまうので性別もわからないまま、
「ちっちゃいちゃん」と呼んでいるとのこと。
性別不明ながら、特徴を聞けば聞くほどおかあさん猫に似ている。
それで一度見にきていただいた。
「あぁ、やっぱりちっちゃいちゃんだ。こんなにちっちゃいのに、おかあさんだったのねぇ・・・」

お隣さんのお話では、この近所にはもう一軒、やはり猫を飼っている猫好きの方がいて
そこの庭にもエサが置いてあるそうだ。
独占できるわけではないとはいえ、うちを合わせると3箇所もエサ場をもっているわけで、
それなら、わざわざ狩りなんてする必要はないかもしれない・・・
と思っていたら、この間ついにワイルドかあさんの本領を発揮した。
彼女がしきりに子猫を呼ぶ声がするので、何事かと思って見に行ったら
そこには子ども達に獲物を見せびらかす誇らしげな彼女の姿が・・・

飼い猫もよくトカゲなんかを捕ってきては見せてくれたり(ありがた迷惑なことに?)するが
このおかあさんにとって、狩りはそういう遊びではない。
このときの獲物も食べてしまったらしく、翌日にはきれいさっぱり消え失せていた。
by immigrant-photo
| 2009-06-23 00:39
| wanderings

