2009年 02月 17日
光と影 |

光と影、ということなら、性格的には圧倒的に影の側に親近感を覚えるのだが
いざ写真を撮ってみると、私の影にはどうも深みがない。
もともと松原さんのモノクロ写真のきりっと締まった黒にほれて写真を始めたというのに、
どうやってもそういう黒に近づけない。なんだかぼんやりしている。
受講を始めた当初はコンパクト機しか持っていなかったので
最初は、カメラの性能の違いなのかと思っていた。
しかし、一眼レフを使うようになっても黒の浅さは変わらず、
モノクロ加工してみてもイマイチ決まらない。
水墨画を見ればわかるけれど、色が濃くなくても深い黒はある。
つい最近も、現在国立近代美術館(竹橋)で公開中の
横山大観の「生々流転」を見る機会があって
黒という色の豊かさにただただ圧倒されるばかりだった。
無彩色、なんていう言い方をされるけれど
どうしてどうして、黒はとても彩り豊かで奥深い色だと思う。
それだけに、とても難しい。
意図的に光を当てることは、同時に、意図的に影を作ることでもある。
締まった黒が出せない私は、ではどういう黒を表現できるのか。
そういうことを考えながら、いろいろ試みていきたいと思う。
by immigrant-photo
| 2009-02-17 00:16
| thinking

