2008年 10月 17日
コラボレーション「Epilogue」 (3) |
痛みが、消え去ったから踊るのではない。
彼女は今なお様々な痛みを抱えている。
さらに、長いブランク、そして年齢。
ダンサーとして言い訳できる要素はいくらでもある再スタートだ。
けれども、それら諸々に耐えてもう一度踊ることを
彼女は決意した。
私は踊りの知識があるわけではないし、麻矢子さんともこの日が初対面で
踊りが始まる前にごく一般的な挨拶を交わしただけだった。
それでもいざ踊りが始まってみると、彼女がこの踊りに込めた想いが深く感じられた。
計4回も踊ってもらったのだから、途中でレンズを換えるとかカメラの設定を変えてみるとか
いろいろ工夫はできそうなものなのに、そんなことも思いつかず
ただその想いに付いていこうと必死で、彼女の姿を追った。
きちんと汲むことができただろうか・・・
上の写真は、今回撮らせていただいた中で、私自身が一番気に入ったもの。
「Epilogue」 というタイトルで始まった彼女の新しい歩みに
できればこれからも、お供させていただきたいなぁ、と願っています。
by immigrant-photo
| 2008-10-17 01:17
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