2008年 02月 17日
ところで・・・ |
手元にカメラがないのに相変わらず毎日更新を続けていられるのは
ストックがあるからだ。
写真を撮るとき、1枚だけ・・・というのはむしろ少ないわけで
大概は距離やアングルを変えながら、何枚も撮る。
特にデジカメの場合は現像代やプリント代を気にしなくていいので、
パシャパシャといくらでも撮ってしまえる。
同じ日に、いろいろな被写体を撮ることもある。
私の場合、それらを全部一旦パソコンに取り込んで、
その中から、これは、と思うものを選んではRAW現像・レタッチを施す。
編集が終わった画像は、アップロードに適したサイズに縮小してから
「水」「空」「植物」などのフォルダに大まかにわけて、カタログ的に保存しておく。
ブログで使うのは1日1枚だけなので、残りの画像はそのまま在庫として残っているわけだ。
だから、特に今回のような不測の事態に備えるということを意識していなくても、
ストックは結構できていた。
できていたのだが、とここからが本題。
1週間ぐらい在庫からで余裕でこなせるかと思ったら、これが案外そうではないのである。
在庫量はかなりあるので、枚数的には全く心配ないはずなのに
いざとなったら、使えない・・・
それはなぜかというと、同じ日に撮った写真は結局同じものになってしまうからだ。
例えば、ある1日に撮った写真のうち5枚を編集したとする。
編集する画像を選ぶときには、なるべく雰囲気の異なるものを選ぶようにしているし
それぞれの印象をさらに強調する方向でレタッチを施すので、
仕上がった5枚の画像は、一見したところ全然似てはいない。別物である。
にもかかわらず、並べてみるとどうも “同じ” だと感じてしまうのだ。
似ていなくても、そっくり・・・何だかきょうだいみたいだ。
撮影時、被写体に向き合うこちらの気持ちが1枚ごとに変わるわけではないからだろうか。
ならば、意識的に気持ちを切り替えながら撮影すればどうなるのか?
或いはまた、意識的に同じ気持ちを保ちながら
まったく別の被写体に向き合ってみたらどうなるのか?
そもそも、写真にこめる(あるいはこもってしまう)自分の気持ちを
意識でコントロールすることは可能なのかどうか?
いろいろ試してみるとおもしろそうだ。
けれど、それもカメラが戻ってきてくれないことには・・・
早く帰っておいで~!
by immigrant-photo
| 2008-02-17 07:40
| wanderings