2014年 08月 02日
息栖神社幻影(1) |
こじんまりしていて落ち着いた佇まい。
森の深さにも歴史を感じる。
・・・が。
私的には、どうも残念なところの目立つ神社だったのだなぁ!
かなしいことに。
場所としては、とてもいい感じだったのだけれど、
そして要所要所に説明の札が立てられていたりして、
観光地としての環境を整えようとする努力もされているのだけれど、
どうもイマイチ、神様への地に着いた敬意が感じられないというか
もう少しどうにか工夫のしようはなかったんかいっ!
と突っ込みたくなる部分が多かった。
例えば、昭和35年の焼失により再建されたという本殿は
なぜそれまでの木造茅葺きを捨てて、コンクリート製にしてしまったのか。
再度の火難を避けるため?
消火システムを整えたりすることで、従来通りの木造本殿を護ることは
できなかったのだろうか。
ゆたかな森の中で、コンクリートの本殿はひんやりとよそよそしい。
これはどうもこの神社本来の姿ではない感じがする。
そしてずっと妄想逞しく思い描いていた風景についても、
私は、想像とは大きく異なる現実を目の当たりにすることになった。
by immigrant-photo
| 2014-08-02 12:43
| wanderings