2011年 06月 08日
コラボレーション 「アダージェット(わが祖国に捧ぐ)」 (1) |
2009年の夏、野口麻矢子さんにとって第4作目となるコンテンポラリーダンス
「Under Pressure」 を撮影させていただいてから、もう2年近くになる。
もともとすぐれない体調と闘いながら創作を続けてこられた麻矢子さんだったが、
「Under Pressure」 完成後はますます具合が悪くなって
ついには入院して治療に専念せざるをえないところまで酷くなってしまった。
退院はできたものの、完全復活からはまだまだほど遠い体で
それでも麻矢子さんは再び踊り始めた。
そして第5作 「鳥の歌」 と、第6作 「歓喜」 を創りあげられたが
この2作については、動画撮影の本番後に
改めて写真撮影のために踊っていただくだけの体力的余裕がなく
写真撮影は見送りとなった。
第7作目は 「アダージェット(わが祖国に捧ぐ)」。
久しぶりに撮影の依頼をいただいて、何とかそこまでは気力・体力が戻られたのだ
ということにまずは安心し、2年ぶりの再会がうれしくもあって
いそいそとスタジオに向かった。
しばらくお目にかからない間に、麻矢子さんは随分痩せられていた。
食欲がなく、食べても吐いてしまうと、以前いただいたメールにあったが
そこまでではなくなったとしても、今もやはり闘病中であることに変わりはないのだ。
それでもなお、踊る。
踊らずにいられない、というのはどういうことなのか。
踊らない私にはまったく窺い知ることもできない。
世の中にはたった2種類の人間しかいない。
「踊る人」 と 「踊らない人」 だ。
これは麻矢子さんに限らないのだけれど、
ダンサーの方と接していると、いつも、妙にきっぱりとそう思う。
「Under Pressure」 を撮影させていただいてから、もう2年近くになる。
もともとすぐれない体調と闘いながら創作を続けてこられた麻矢子さんだったが、
「Under Pressure」 完成後はますます具合が悪くなって
ついには入院して治療に専念せざるをえないところまで酷くなってしまった。
退院はできたものの、完全復活からはまだまだほど遠い体で
それでも麻矢子さんは再び踊り始めた。
そして第5作 「鳥の歌」 と、第6作 「歓喜」 を創りあげられたが
この2作については、動画撮影の本番後に
改めて写真撮影のために踊っていただくだけの体力的余裕がなく
写真撮影は見送りとなった。
第7作目は 「アダージェット(わが祖国に捧ぐ)」。
久しぶりに撮影の依頼をいただいて、何とかそこまでは気力・体力が戻られたのだ
ということにまずは安心し、2年ぶりの再会がうれしくもあって
いそいそとスタジオに向かった。
しばらくお目にかからない間に、麻矢子さんは随分痩せられていた。
食欲がなく、食べても吐いてしまうと、以前いただいたメールにあったが
そこまでではなくなったとしても、今もやはり闘病中であることに変わりはないのだ。
それでもなお、踊る。
踊らずにいられない、というのはどういうことなのか。
踊らない私にはまったく窺い知ることもできない。
世の中にはたった2種類の人間しかいない。
「踊る人」 と 「踊らない人」 だ。
これは麻矢子さんに限らないのだけれど、
ダンサーの方と接していると、いつも、妙にきっぱりとそう思う。
by immigrant-photo
| 2011-06-08 11:57
| 交流