2010年 04月 15日
決 |
( ↑ 誤変換ではありません。)
そして去る4月11日、初めて、研修の場となる水戸市の結婚式場を訪れ
そこの写真室の責任者の方から、1時間ほどお話を伺った。
結婚式という、人生最高のハレの場に立ち合わせていただき
その幸せいっぱいの時間と空気をカメラに収める・・・
とても素敵だけれど、恐ろしく責任の重い仕事でもある。
失敗は絶対に許されない。
もちろんそのぐらいは理解し、覚悟もしていたつもりだったけれど、
実際に、日常から遠く離れた煌びやかな空間に立ってみると、
その重さが俄に現実感を持って、ひしひしと身に迫ってきた。
更に、(これはかなり本筋を離れたところでの不安なのだが)
こういう場所に自分がいかに似つかわしくないかということも
強く、強く感じてしまった。
例えていうなら、舞踏会に迷い込んだ山猿の気分。
フォーマルな場がこれほど似合わない人間だったとは・・・
結婚式という場で、カメラマンは当然影の存在ではあるが、
くれぐれも邪魔な影、目障りな影、見苦しい影にならないよう
撮影しながらも常に注意していなくてはならない。
私はこれまで、かなりヘンな体勢になったり、
時には床に腹ばいになったりしながら写真を撮ってきた。
が、この仕事の場合はそうはいかない。
あくまでスマートに、しかも機敏に動かなくてはいけない。
これからは、撮影技術とともに、カメラマンとして失礼のない振る舞い方も
学んでいくことになるだろう。
初対面のお客様の、二度とない貴重な時間を共有させていただくわけだから、
先ずは信用していただかなくてはならない。
そのためにはカメラマンとしての自分を、多少演出することも必要になる。
そういう意味でも、これからこの業界でやっていくつもりがあるなら
カメラは絶対キャノンかニコンにするべきだ、とアドバイスを受けたときは、
さすがに少しショックだった。
カメラはメーカーによってそれぞれ特徴があるから、
同じ人が同じように撮っても、できあがる絵には自ずと違いがでる。
私は今ペンタックスを使っているが、それはペンタックスの写りが
一番、性に合っているからだ。
でも、私が普段どのような写真を撮っているのかなんて
お客様には全然わからないわけで、だから持っている機材から、
私のカメラマンとしての程度を推し量るしかない。
その時、日本を代表する2大ブランドの製品を使っているのと
そうでないメーカーのものとでは、やはりお客様の印象が違うのだそうだ。
う~む・・・でもまぁ、わかるような気もする。
そんなわけで、正式採用していただくには、
キャノンまたはニコンの中級機以上を購入するしかなくなった。
それに合わせて、最低限、標準ズームレンズを1本。
試算すると、私がこれまでにいただいた撮影料を貯めてきた口座は
これできれいに空っぽになってしまう。
裸一貫の出発みたいで、なかなか潔いではないか。
と、無理にでも思うことにして(涙)
いよいよ次の日曜日から見習いを始める。
やるからには、中途半端な結果にならぬよう、
撮影技術に限らずあらゆる面で、精一杯勉強したい。
本日のタイトルの「決」は、そんな決意の「決」。
そして去る4月11日、初めて、研修の場となる水戸市の結婚式場を訪れ
そこの写真室の責任者の方から、1時間ほどお話を伺った。
結婚式という、人生最高のハレの場に立ち合わせていただき
その幸せいっぱいの時間と空気をカメラに収める・・・
とても素敵だけれど、恐ろしく責任の重い仕事でもある。
失敗は絶対に許されない。
もちろんそのぐらいは理解し、覚悟もしていたつもりだったけれど、
実際に、日常から遠く離れた煌びやかな空間に立ってみると、
その重さが俄に現実感を持って、ひしひしと身に迫ってきた。
更に、(これはかなり本筋を離れたところでの不安なのだが)
こういう場所に自分がいかに似つかわしくないかということも
強く、強く感じてしまった。
例えていうなら、舞踏会に迷い込んだ山猿の気分。
フォーマルな場がこれほど似合わない人間だったとは・・・
結婚式という場で、カメラマンは当然影の存在ではあるが、
くれぐれも邪魔な影、目障りな影、見苦しい影にならないよう
撮影しながらも常に注意していなくてはならない。
私はこれまで、かなりヘンな体勢になったり、
時には床に腹ばいになったりしながら写真を撮ってきた。
が、この仕事の場合はそうはいかない。
あくまでスマートに、しかも機敏に動かなくてはいけない。
これからは、撮影技術とともに、カメラマンとして失礼のない振る舞い方も
学んでいくことになるだろう。
初対面のお客様の、二度とない貴重な時間を共有させていただくわけだから、
先ずは信用していただかなくてはならない。
そのためにはカメラマンとしての自分を、多少演出することも必要になる。
そういう意味でも、これからこの業界でやっていくつもりがあるなら
カメラは絶対キャノンかニコンにするべきだ、とアドバイスを受けたときは、
さすがに少しショックだった。
カメラはメーカーによってそれぞれ特徴があるから、
同じ人が同じように撮っても、できあがる絵には自ずと違いがでる。
私は今ペンタックスを使っているが、それはペンタックスの写りが
一番、性に合っているからだ。
でも、私が普段どのような写真を撮っているのかなんて
お客様には全然わからないわけで、だから持っている機材から、
私のカメラマンとしての程度を推し量るしかない。
その時、日本を代表する2大ブランドの製品を使っているのと
そうでないメーカーのものとでは、やはりお客様の印象が違うのだそうだ。
う~む・・・でもまぁ、わかるような気もする。
そんなわけで、正式採用していただくには、
キャノンまたはニコンの中級機以上を購入するしかなくなった。
それに合わせて、最低限、標準ズームレンズを1本。
試算すると、私がこれまでにいただいた撮影料を貯めてきた口座は
これできれいに空っぽになってしまう。
裸一貫の出発みたいで、なかなか潔いではないか。
と、無理にでも思うことにして(涙)
いよいよ次の日曜日から見習いを始める。
やるからには、中途半端な結果にならぬよう、
撮影技術に限らずあらゆる面で、精一杯勉強したい。
本日のタイトルの「決」は、そんな決意の「決」。
by immigrant-photo
| 2010-04-15 17:47
| will